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最高裁判所の建物

日本の最高裁判所は、執筆時点(2024年8月現在)で、東京都千代田区隼町4番2号に所在し、1974年に竣工しています。建物の設計は建築家の岡田新一氏の手によるものです。この建物の設計案は、当時鹿島建設に勤めていた岡田氏が、移転に伴う新しい最高裁判所の設計コンテスト(完全競争のコンペティションです)に応募したところ、応募総数200を超える中から選ばれたといういきさつがあります。岡田氏は、設計案が採用されたことを契機として、鹿島建設を退社し、建築家として独立することになります(他にも岡田氏はよく刑事ドラマで外観がでてくる警視庁などの建物を設計しています)。

建物は、総工費約126億円、施工期間を約2年6か月をかけて建築されました。敷地面積は37000㎡、地上5階、地下2階の建物で、大法廷棟、小法廷棟の他、裁判官棟、裁判部棟、司法行政棟、図書館棟から構成されています。

この最高裁判所の建物は一般見学することができます。見学方法の詳細は最高裁判所のホームページに案内があります(要予約・撮影禁止)。